どうして旭山動物園だけが動物の行動展示を思いついたのか?

最近、4回生ながら新しいゼミに入り(就活はほぼ放棄)、そのゼミの内容が面白い為に「皆も受けたらいいのに」とムチャなことを考えましたが、ぼくがその内容をブログで書いたら

ぼく→自分の体験を言語化するスキル向上、おさらいにもなる
読んでくれている人→ゼミの講義を受けずに学習出来る
先生→株上がる

これは、まさかの
WIN-WIN-WIN(スリーウィンと勝手に名付ける
じゃないかという名案を我ながら思いついたので書こうと決心した。
しかし、ぼくの言語化能力がうんこちゃんなので、読んでくれる方と先生のWINの効力が薄いかもしれない。
僕だけの1人勝ちになってしまうがそんな寂しいことはしたくないので(KING OF WIN-WINという言葉を考えてそれになりたいとまで考える位WIN−WIN好きです)、毎週更新する様にして、自分のうんち言語化能力を成長させスリーウィンを実現しようと思う。

では本題に。

どうして旭山動物園だけが動物の行動展示を思いついたのか?


まず、皆さんは旭山動物園の特徴を知っていますか?
従来の動物園は、動物自体を見に行く場所だった。
だけど行ってみると、ライオンもゴリラもぐうたら寝ているし、コアラなんか葉っぱの茂みに隠れて寝ているので全く見えずに、子どもがしょんぼり帰るなんてこともざらにある。
だけど、旭山動物園は顧客が「動物を見に来るところ」から「動物の動きを見に来る場所」という場所に変えた。
旭山動物園に行くとオランウータンがはらはらドキドキするような綱渡りをしていたり、北極熊が僕らを襲いに飛び込んできたりするのだ。


確かにこんな動物園は面白いそうだし、是非行ってみたい。
だけど、これは動物の習性(ガラス越しに観察している人間の姿がホッキョクグマから見ると丁度、氷から顔をだしたアザラシに見え飛びこむ)だったり、動物の特徴(体重80kg以上あるオランウータンでも、指1本だけでぶら下がる程の握力がある)を上手く利用しただけであって、飼育員なら知っているはずだと考えられる知識だ。

なのに、どうして旭山動物園だけが、この知識を利用するべきだと気付いたのか?というのが、今回のゼミの課題だった。

ちなみに旭山動物園は行動展示にするまでは、赤字続きで予算もなく、
入場者数も少なかった。(今となっては日本一のの入場者数を誇る上野動物園と匹敵するほど)
そこで、旭山動物園について描かれた映画一本と、当時(だったかな)の園長の小菅さんのインタビューを見た。
そして僕なりに考えた理由はこうだ。

ぼくの考え


小菅さんは飼育員に「1ポイントテイク」という動物の事について飼育員が1人1人が客の目の前で動物の説明をするということを提案した。
これは好評だったが直接入場者数の向上には繋がらなかった。
が、従来の考えで行くと動物を育てるのが飼育員で、1人の経営者が方針を考えるという形が動物園のモデルだったが、、1ポイントテイクをきっかけに1人1人が創意工夫するアイデアマンとなり、それが動物の行動展示というアイデアに繋がったという分析だ。
先生からはその考え方は面白いし大半はあっているみたいなニュアンスで意見をくれたけれど、一番重要な部分はアイデアマンが増えたこととは少し違うという。


重要なのは1ポイントテイクだということは間違いないらしい。
1ポイントテイクで、飼育員は何に気付いたのか?そこがポイントらしい。

先生の分析


最初の頃、1ポイントテイクでは飼育員が動物の知識を語っていた。それだけでも、入場客には好評だったがあるとき、話すのが重要な苦手な飼育員がおり、彼が動物の習性を利用した、1ポイントテイクをした(動物の名前が分からないが、嗅覚を利用して隠された餌を探し出すみたいな感じ)。
話すのが苦手だから動物に仕事をさせたところ、お客さんから大好評。すると翌週から他の飼育員も負けじと、動物の習性を利用した1ポイントテイクを行い、観客が大いに喜ぶのを見て満足した。

これが一番重要だというのだ。
普通の動物園なら飼育員が入場客と触れあうことが無かったが、1ポイントテイクを通し、直接入場客と触れあうことによって、入場客が何を好んでいるかを理解できる情報収集の機会があったことだという。

「えっ!こんなこと?」だと思う人がいるかもしれないが従来の動物園の価値観では珍しい動物園を置くことが動物園の競争優位に働いていた(たとえばパンダを見に行きたいからという需要にこたえる)。
お金がある動物園では観客数を増やすのには「珍しい動物を引っ張ってくること」が競争優位に立つものだと考えられていた。
しかし、お金が無い旭山動物園ではそんなことは出来ない。だけど、顧客のニーズを理解し、「動物の珍しさでなく動物の動きを売る」という、いわば、「勝てなければルールを変える」という視点が功をしめしたのだ。

情報収集は本当に大事だ。
僕らは普段から絞られた情報と触れあっている。いわば無駄を省いた情報を見ている。それでも情報化社会と呼ばれる現在、ぼくらの周りには処理できないほどの情報に囲まれている。
そこで、本当に必要な力はなにか?
自分に実現したいビジョンに、情報を結びつけて使う能力だ。
彼らは普通の動物園なら、直接的に関わることの少ない顧客の反応(情報)を直接見る機会があり、改善を繰り返していく機会に恵まれたことが動物の行動展示というビジョンに繋がった。

ということが先生が僕らに教えてくれた考えの一つである。


あんまりまとめが上手じゃなくてごめんなさい


本当はパブリシティの力などでも大きくなった一面なども話したり、前提部分をきちんと話して皆さんに考えて貰うべき機会を設けるべきだとか考えけれど、今回はぼくの文章力ではより混乱を招くと思いかなり省いた部分がある。
うーん、自分で読み直してみてもいまいち説得力に欠けるなと思いますがどうでしょう?
なんかおかしいよとか、面白くないとか読みにくいとかこうしたらとかあれば教えてください。

先生の授業は本当に面白いので(面白くないと感じられたらそれは僕の実力不足です)もっと分かりやすく、面白く読めるように改善していきたいと思っています。
これからも続けていこうと思っているので良かったら見てください。(あ、普通のブログも書きます)
読んでくれてありがとうございました。