近所のコンビニエンスストア

思うことが色々あって、およそ一年と数ヶ月、定職というかフリーターにすらならないまま、
24時間意のままに、操れる期間を過ごしたことは、自分的にはとても有益だったことかなと思います。
今、少し振り返ってみると「もっと効率の良い暮らしかたみたいなものもあったでしょうに。」
という気がしないでもないけれど、まぁ悪くはないかなって思えるようなそんな日々を過ごせました。

現在はうってかわって、バンバン働いているんですが、これまた、働くというのもそんなに悪くないものですね。
なんというか、人とコミュニケーションを取ることが必然的に発生するというのが、とても新鮮で楽しいんです。ちょっと気の変な人みたいなセリフを言ってる気がしないでもないですが。


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私の家の少し近所にも遂にファミマが出来たんです。
店長も気合が入っているから店内は常に清潔で、他アジア系の方も一生懸命接客してくれて明るい空気が充満しているんです。

けれども、僕の家に一番近いコンビニはちょっとシケたサークルKなんですよね。
で、そこがいったいどこの求人広告を使っているか店長呼び出して確認したいレベルの、ならず者たちが集って働いているんです。
ガリガリガリクソンがかなり不潔になった上に、バナナマン日村の髪型を乗っけたとか、
来日一日目のマサイ族の方がよっぽど「意思疎通しやすいだろうな。」と思えるくらいの吃り気味の人とか、そういう人が5人も6人もいるようなところなんです。

僕はそういう人達を見かけると、「ああ、自分もこうなっていた可能性全然あるよなぁ」と思ったりして、勝手に感情移入して妄想に浸ったりするのが
好きなんですね。

で、今年の春に、ボーイッシュな女の子が入ってきていて、ならず者たちの好感的な、どよめきが見て取れるんですね。
ならず者たちが、全然顔を合わせないままに、レジの打ち方やホットミールの作り方を教えていたりして。
そんな光景を見るたびに、
色んなコミュニケーションがあって、それすら全部愛しい気分になってしまうなぁ。と
そんなことを思った、感傷的な春の夜の帰り道。