迷器、転がっといたらええやん ギター編 Epiphoneのストラト(S-310)

タイトルは、3秒で思いつきました。というかパクりました。岸田さん、すみません。

事情は色々あるんですが、楽器のほとんどを手放さないといけない可能性がイエローサブマリンばりに浮上してきたので、自分が持っていた迷器(たまには名機も)について、語っていこうと思います。
正直、自分の思い入れを語る会になると思うので、ググレカスと言われて、ググってやってきた人に対しては、ザーメンをかけるような、泣きっ面に蜂の様な事態に陥るので、ここで注意を促しておきましょう。僕よりもウィキペディアに頼ってください。それでもダメなら天下のヤフー知恵袋に行きましょう。

一応、楽器が好きじゃない人、わからない人でも、僕の公開オナニーポエトリーリーディングが延々書いているだけなので理解できると思います。
要は僕のこと好きじゃない人が読むと苦痛のコラムでもあります。読者が5人いればたいしたものです。
では、早速始めます。


ドドーン!!

という訳で、今日はギターです。
楽器をかじったことがある人なら、「これはストラトキャスターというタイプのギターか。つまりfenderだろうな。」
ぐらいのことは、頭で浮かべることもなく自然に処理してしまうと思います。
素人さんからすると「わああ、趣味の悪い絵を書いてるわ。」と思うかもしれません。友人に書いてもらったのですが、僕は気に入ってます。

まぁ、絵には元ネタなどもあるのですが、それは置いておいて、このギター実は、、、

天下のギターメーカー、Gibson下流メーカー、Epiphoneのモノなのである!!(右上に薄く書いてます。Epiphoneが作ってるのにGibsonの主張が強すぎる。)

わからない人の為に説明しよう!
ギター業界には2大巨頭モデル、ストラトキャスターレスポールというモデルがあり、それらはfender(ストラトキャスター)、Gibsonレスポール)という、ギター最大手メーカーの独自の製品なである!


そして、Gibson社は、このレスポールの形を模倣した他メーカーに対して、「訴える!」「訴える!」「訴える!」という、強硬姿勢を見せるわけですね。だから、momoseがクソださいヘッドになっていたり、PRSのレスポールモデルがなんか、しっくりこない形にして訴えられないようにしてる、、、というのはよく聞く話ですね。海外の楽器フェスティバルでも、Gibsonが文句を言うというのはよく聞きました。ホントのところどうなんですかね。
ですが、Gibson社は、アメリカ生まれの大胆なギター会社。パクられるのは許しませんが、他社のものをパクるのは素晴らしき精神です。(注;現在、Epiphoneはストラトモデルは製造しておりません)

まぁ、少し横にそれましたが、Gibsonが最高のメーカーだと分かってもらえたでしょう。私は大好きですよ。Gibson。友人も20万円のSGギターを買った、翌日にペグが取れてましたもん。なかなか味があるギターですよね。


ですが、やっぱり版権問題などがあるのか、このギターは市場にあまり流通しておりません。
そもそも、ギター自体に型番も書いていなければ、ググっても全然情報がありません。
唯一ヒットするのはここでしょうね。

http://homepage3.nifty.com/itaru/music/epiphon.html

高校生の頃、携帯しか情報網がありませんでしたが、ここのHPを見つけたときは同志を見つけた気持ちですごく嬉しかったです。ですが、このご時世に、本当の名前(型番)も分からない子がいるのかよ!と思いました。

しかし、今は大人です。PCでエロサイトを平気で眺められる年頃です。良いご身分です。
自分なりに頑張って調べました。

このギター、の名前(型番)はS-310というらしいです。ググると海外のサイトに当たったりします。画像もたくさんです。
その中で大体まとめたことを書いておきますと。
・日本では流通していないらしい。
・外人もあんまりしらないらしい。
・音はクソ(動画発見しました。この人すごく上手いですね。ですが、低音がバッサリないこと、演奏してる最中に誰の耳にも明らかなレベルでチューニングがずれていることが証明されていますね。正直で素晴らしい動画です。)

というのが、このギターに対する世論らしいです。


まぁ待て。世の中の意見だけじゃなくて、自分の意見や、発見を述べるべきじゃないか!自分の使ってるギターだぞ!バカにされっぱなしでいいのか!
というわけで僕と友達が、解体したり、弾いてきた中で発見した事実なりをまとめました。


・やっぱりレア。デジマートで流れてくる楽器を毎日全部見る、ということを2年近くしていましたが2本しか見たことないです。
・音はクソ、ベース0、ミドル0、ハイ9といった仕様の音がこのギターのフラット(標準)仕様
・材料はベニヤ板、バラした時焦った。
・ザクリがHSH仕様で、スッカスッカ。この個体、使いまわす気まんまんやん!えぴふぉんさん!おかげで2.9kgという驚異的な軽さを誇る。
・バナナヘッドダサすぎ。
・マッチングヘッドダサすぎ。
・ピックガードの形、すこしへん。

まぁ、こんなところでしょうか。
いいとこないじゃん!!!!!!

とおもいますが、良いところもあります。
・めちゃくちゃ安い。1万円とかで買える

これ、めちゃくちゃ良いところですね。中学生でも頑張ったら天下のGibsonさんの一個下のEpiphoneさんの作った、Fenderさんが考えだしたストラトキャスター買えるんだもんね。ちょっと凄すぎて、意味分かんないよね。このギター使うだけで、天下の3メーカーの名前出てくるんだもんね。すごいよね。多分。

うん、良い所ここしかないんだ。
まぁ、軽いのもいいことだよね。うん。肩凝らないもん。

あと、凄い丈夫なんだ。やっぱベニアで、何重にも層があったら丈夫なんだ。何回もギターをライブで叩きつけてきましたが、ボディはうんともすんともいいません。電気系統はさすがに逝っちゃったりしましたが。というか、ギター、叩きつけるほうが悪いです。僕が悪いよ。すみませんでした。

というわけで、このギター使ってると、凄い愛着わきます。一緒に寝たこともありますし、イングェイばりにギターを空に投げたこともあります。当然、このギターをボーリングのボールの様に転がしたこともあります。


まぁ、じゃあなんで、こんなギターをバンド活動で使ってきて、ライブでもレコーディングでもこれでやってきたのかっていう理由はありますよね。ここから、完璧、自分の話になります。ググってやってきた人!ザーメンかけれられるよ!気をつけて!タブ閉じて!

まずは、やっぱり音ですね。
ほんとに高音しか出ないギターなんですが、このピックアップが曲者で、独特の音が出るんです。普通のギターが「ジャラーン」だとしたら「チャラーン」ですかね。
その質感がすごい面白い。
余談だけど、知り合いがこのギターを弾いてJC120(女子中学生じゃありません。そういうアンプがあるのです!)をいじってた時に「アンプ壊れてるわ、BASSのコントロールがきかへん」といっていましたが、僕が他のギター繋いだらちゃんと効くはずだよと言って、試してみたら、その通りになったので、その子はびっくりしてました。それくらいローが出ないんですね。、
あと、僕としてはフロントピックアップしか使えないです。


そんで、もう1つは、やっぱり安いことですね。
これは少し、自身の哲学(といいますか、マスターベイションといいますか)みたいなものなんですけど、
自分がやっていたバンドでは、ティーンエイジを感動させてこその音楽だと思ってやっていたんですよね。
そんで、ティーンエイジと言ったら金が無い=高いギター買えない。=いい音を出せないと思ってしまう=だからギター弾こうと思わない。
みたいな連鎖があると、勝手に思い込んでいたんです。
まぁ、少なくとも、僕の周りにそんな人が何人かいたんです。高校の頃に。
それで、大人になってから音楽をやろうとしても、それって趣味になってしまいがち。それに僕としては音楽なんて、ティーンエイジが鳴らしてなんぼだと思ってますので、やっぱりそういう子にギターを弾いてほしいと思うわけです。
だから、安物のギターで良い音を鳴らせるプレイヤーがどっかにいたらいいなって、そういう人がいたら、ギターを始める敷居が低くなって、誰でも気軽にギターを弾けるようにならないかなと思ったわけです。
そうして、結果的に音楽業界も賑わうという、風が吹けば桶屋が儲かる的な、意味分かんないところまで妄想したりして、僕もそこを目指してがんばっていたわけです。ほんと、冷静に考えるとわけわかんないですけど。
残念ながら、良い音を出すまでもなく僕はプレイヤーではなくなってしまったので、まぁ完璧に自己満足になってしまいました。まぁ、ジャック・ホワイトいるよね。って今では自分に言い訳したりしています。

それと音楽なんて、個性のエゴの塊を他人にぶつけるようなものなのに、楽器だけは皆揃いも揃って、fendergibson、とかハイエンド機みたいなのも正直、違和感を感じたりしたんです。という謎のパンク精神もあります。

というわけで少し長くなりました。
すみません。
次回からはこれの半分にも満たないくらいにしようと思います。
ですがこのギターのこと、もっと知りたいという人がいましたら、このページ×3ぐらいかけますので、気楽にツイッターで声をかけてみてください。@tadas_
エフェクターも大好きですが、僕はギターも大好きです。音楽も大好きです。女の子も大好きです。


おまけ

バナナヘッドはとってもダサいですが、アンプのスイッチに手が届かないときなど、
非常に便利です。