覇気

エフェクターブログは、只今ギターがないので書くことが出来ません。エフェクターは数十匹いるので本末転倒感があります。


最近、どがつくほどの暇を持ち合わせていたりもするのですが、暇な時ってブログ書く気がおきないんですよね。忙しい時とかそういう時の方がブログ書きたくなる。ブログ書くのは息抜きみたいなもんです。自分の文章の汚さに萎えたりしますけど、なんやかんやすっきりします。

タイトルは覇気。
ワンピースで有名なあれです
辞書に書かれている意味合いよりもどちらかというとオーラの方が近いです。

僕が覇気について考えだしたのはたしか、アイドルの握手会に行ったあとだと思う。
それまでの僕は、テレビに出てる芸能人を直接見たことは殆ど無かった。
そんで、握手会に行った。見たとかいう次元じゃなくて触れた。握手した。会話した。そんで、
電気が落ちた。

あの衝撃は人間の人智では計り知れないと思う。
テレビの中の人達という別世界の人達と実際に触れ合える。それは、少なくとも、庶民の僕には雷が頭部直撃するくらいの衝撃だった。あんまり書くとキモいのでそのときのことは詳しくは書かないけれど。(ちなみに初握手はAKB48ゆきりんこと柏木由紀だった)

まぁそんでだ。そのときに感じた衝撃は、僕の脳が勝手に「彼女は有名人だから。」という補正回路を加えていたからなのかわからないけれど、間違いなく覇王色の覇気を柏木由紀は放っていた。
はたして、僕の脳がやばいのか、柏木由紀のかわいさがやばいのか、よくわからないが、覇王色の覇気が出ていたのは疑いようがない事実だと僕は思っている。
敢えて言っておくならば、同時に参戦した、キモオタ二人組(うち、ひとりはピアノガールのよなにー。かなりキモいやつだ)もそういった覇気を感じたらしい。僕ら3人がヤバいのか。柏木由紀(とその他のアイドル)がやばいのか。

まぁ、そんでだ。それ以来、僕は暇があればわりと覇気について考えるようになった。
覇気とはそもそもなんだ。
覇気とはどうすれば出せるのか。
覇気とは本人が出しているのか。見ている人が勝手に感じ取っているのか。

まぁ、やっぱりというか、当たり前というか全然わからない。だって、おれ出せないもん。覇気。出してえよ、覇気。

けど、覇気を出すのは人だけじゃないということは事実のようだ。
それは物にも纏うモノらしい。

前回も書いたけれど、オディロン・ルドンのこの絵には、間違いなく技術やらなんやらを越えた匂いが感じられた。
これも言葉では説明できない。しかも、これらは厄介なことにスクリーンの向こう側からは覇気の匂いが一切感じられない。
柏木由紀にもそれは言えて、はっきり言って特別顔が可愛いというわけではない。スクリーンの向こうから覇気なんてものは感じられない。愛くるしいだけが取り柄のただの女の子だ(そのレベルが非常に高いのだけど)。

マイブラのライブもそうだった。音楽、それ自体は確かに素晴らしい。気持ちの良いメロディーや、心地良い音圧、ノイズ。だけど、言ってしまえばそれだけだ。CDだけではそれしか感じ得ないのに、ライブでは神秘的な言葉に出来ないものを感じた。

そんで、それだけならこのブログを書こうとは思わない。ただのゆきりん激推しキモオタ野郎をさらけ出すためにわざわざ、ブログを書こうとは思わない(自分の名誉の為に言うなら、最近はだいぶ落ち着いている。)
書こうと思い立ったのは昨日行った展覧会だ。


ゴッホ展。
http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/exhibition/gogh.html

ちなみに僕は別にゴッホが特別好きなわけではない。(柏木由紀は大好きだった。)
というか、美術に関して深い造詣があるわけでもないし、特別、愛着があるわけでもない。
年に多くて10回程度美術館に行く程度の人間だ。(それも大学に入ってからだ。サブカルかぶれと言われても反論できない。けど美術館は素晴らしい。)

素人の僕が言えることではないが、ゴッホは多分、一般的に言われる「絵が上手い」人ではないと思う。恐れ多くも言わせてもらえれば、多分下手だと思える作品もたくさんあった。まぁ、10年間で2000枚程度の作品を書いているので当然かもしれないけれど。
だけど、何か惹かれるモノが感じられる。それが、素人の僕すら感じられるゴッホの素晴らしさだと思う。まぁ、色の使い方も凄いんだろう。そこらへんはよくわかんないけど。

そんでだ。久々に柏木由紀と同程度、あるいはそれを超えているかもしれない覇気に出会った。
それがこの作品だ。

wikipediaのが、汚いのでここから引用させて頂いた。http://nekoarena.blog31.fc2.com/blog-entry-780.html


多分、誰もが知っている作品だけど、これに覇気を感じた人はいないのだろうか。(というかここまで書いてきて、僕が言う覇気というものの存在を感じる人はいるのだろうか?)
技術的には「すんごい!」と考える人はいるのだろうけど、やっぱり僕にはそこらへんのことはよくわからない。分かったら分かったで、もっと楽しめるのだろうけど。(余談かもしれないが、ゴッホは、比較的安い絵の具を使っていて、色の劣化が酷くて、今現在見れる、ゴッホの作品はゴッホが本来意図した色ではないらしい。ゴッホ展に行くと、そこらへんの薀蓄がたくさん書いてあり、とっても面白かった。)
しかし、会場に行くと感じられるものがあると思う。
僕は久々に巨大な雷を落とされた。

これもマイブラのCDや、テレビの中の柏木由紀と同じで
リトグラフの現物を見たが、覇気というものは感じられず、また当然だろうけど、本の中やスクリーンの中のこの作品にもそういったものは感じられなかった。

覇気とはいったいなんなのだろうか。
僕が勝手に感じ取ろうとしている虚像みたいなものなのだろうか。

まず、それらを覇気と呼ぶべきなのか、芸術と呼ぶべきなのか、よくわからないけれど、そういったものと出会えた時には、もうオナニー5万回程度の快感、言葉に出来ない気持ちがやってくるので、多くの人に見て欲しいなとおもうのです。


とりあえず、ゴッホ展、行って見てください。
そして、是非、覇気みたいなのを感じるか感じないか、ぜひ教えてほしいです。
京都、宮城、広島でやるそうです。
http://www.mbs.jp/gogh2013/


PS.これ書いていたら、握手会に久々に行きたくなってきた。
アイドル最高です。