ふつうのしあわせ

僕はちっさい人間だ。身体の大きさの話じゃない。心とか、器とか、そんなところの話だ。
ちなみに身長は174cmある。欲を言うならあと4cm欲しい。体重も言わけれど、ガリガリ君なのでもう少し欲しい。

器が小さいから、結構細かいことにも気がついたりする。
「こいつめ、俺がいない間にこっそり俺のジュース飲みやがったな」とか、
「そこのおばちゃん、少し頑張って席を詰めたら、そこの隙間にもう一人座れるぞ」とか、「割り勘でちょっと多めに出したことに礼を言ってくれるとちょっと嬉しいぜ。」
とか、口に出してまではあんまり言わないけども、思っていたりする。

それで、書いておいてこんなことを言うのもなんだが、そんなことは結構どうでもいい。
こういう小さい愚痴っぽいことは、次の日にはほとんど忘れてる。
小さい人間はどうでもいいことを気にしがちだが、1つだけいいこともある。

それは、さっき言ったことと逆のことで、どうでもいいようなふつうのしあわせにも結構気付いたりすることが多いことだ。

ピザポテトにいつもよりチーズが多く乗ってるやつが多いだけで、一日中幸せが持続したりする。
当然、コンソメパンチも味が濃い野郎共が多いとしあわせだ。
コンビニ店員の接客が良かっただけで「おれ、生きててよかったなー」なんて思ったりすることも結構あるある。
「今日は違う道で帰ってやろう」と思って、近道見つけた日には、気分が良すぎて家でたまにダンスを踊ってたりもする。
こんな風に、器が小さいぶん、小さなことにも結構感動しやすくなっている気がする。

小さい不幸や、思いやりのなさに気付き、色々考えたりすることも多いけど、
「お前さんにはお前さんの立場があるんだよな。頑張れよ。」
と謎の上から目線で心の中では頑張れと言っていたりする。

案外、器の小さい野郎も良い野郎が多いんだぜ。と思って欲しい気持ちで、恥部を晒すようなブログを書いている。
あと、個人的にエッセイみたいな形のブログになっているのはなんとなく嫌だなーと思っているのも告白しておく。本当はもうちょっと教養(この言葉の使い勝手の良さといったら半端ない)があるようなことを書きたい。「学生が読んでおくべき本!厳選10選」みたいな、ああいうブログが実は書いてみたい。
ちなみに尊敬しているブログ(記事?)を書く人は田端信太郎さん。読んでみてもらうと分かると思うんだけど、本当に面白すぎる。あとは、ナタリーの編集長卓也さんのブログが個人的には大好きです。

田端さんのブログ
技術はコンテンツに対し中立でいられるのか?~CD1枚74分とサビ頭ポップソングにその真髄を見る~ | AdverTimes(アドタイ) by 宣伝会議

最後に、器が小さいと思われてるままじゃ、自分のプライドとか言う奴が許さないみたいなので、器のでかいエピソードを紹介して終わることにする。

ぼく、彼女が体重を気にしているときには、自分の体重を重く言ったりしてるんだぜ。


(このブログは、器の小さい人間が執筆致しました。勘違い発言も暖かく見守ってあげてください)