童貞力

童貞というのは最高のステータスの1つだ。
統計なんてとったことはないけれど、社会人になる時期には童貞の方が、かなりマイノリティな存在になっているんじゃないだろうか。そうだ。童貞は数少ない稀少人材なのである。

「貧乏は発明の種」ということもよく言われているが、童貞も発明の種になりうるのではないかと思っている。自分の下半身にある大事な種は使い道が無いけれども。

童貞が持つパワーは、無限大だ。
可愛い女の子(いや、女の子全員かもしれない)を見るだけで、無駄に元気ハツラツになり、女の子の前で童貞にしか出せない、未知のパワーを発揮する。

こんな生物に、非童貞がはたして勝つことが出来るのだろうか。きっと無理だろう。

男前は確かに、可愛い女の子とイチャイチャできる特権を持っている(男前の童貞もいるけども)。
しかし、童貞の多くは女の子と話すことすらままならない。
女の子のことを、「女」なんて軽々しく呼ぶことなんてできないし、名前を覚えてもらっただけで「あれ、この女の子、俺のこと好きなんじゃないか?」という、飛躍も甚だしい勘違いをし喜びの頂点へ駆け上がり、数日後に、違う男の子と手を繋いで歩いてる、その女の子をみてどん底に落ちる経験を日頃から経験している。そんな厳しい道程を常に歩んでいる童貞に、非童貞は果たして勝てるというのか。きっと無理だろう。

何度もいうが、童貞というのは、なぜだか、非常にパワーに満ち溢れている。
小学校の時に、20分休憩という短時間に、運動場を全力で走り回り、その後、休憩も挟まずに授業。授業が終わったと思いきや、放課後には家にランドセルを投げ捨て、公園で各々暴れまわる力をまだ持っている。
小学生のあの力も、もしかすると、童貞力の片鱗ではなかったのだろうかと僕は考え出してもいる。

あの無駄にあふれる力を恋愛に出していたら、力をつき果たしてしまう(逆に言えばそれだけ恋愛の力はすごいのだろう)。
そうではなく、このもんもんとした力を社会なり、仕事なり、趣味にでも突き出したこともない下半身の代わりに突き出していくと、想像もできない、とんでもない創造物が生まれてくるのではないだろうか。

なんてしょうもないことを書いているんだ。俺。



この動画は、かなり童貞力が溢れています。童貞じゃなくても、童貞力は出せるものなのです。