新しい視点

音楽というのは、お笑いや落語と一緒で、人に新しい視点を与えうるものだと僕は思っている。

お笑いは、予想もしていないことが起こるから笑う。
誰も転ばないようなところで、突然転ぶからおかしくて笑う。


落語は、皆が「普通」に感じる日常を切り取って、
その人にしか見えていない斬新な視点から話すことによって、笑ったり、唖然としたりして、ああなるほどな、ってなる。


美術というのもまた似たような存在であると思ってる。


音楽もそういう存在なのではないだろうか。
自分すらも気付いていなかった感情に気付かせてくれる。
普段の日常を、一瞬にして、特別なものに変化させてくれる。
いや、普通の日常が特別なものなんだと気付かせてくれるものなんじゃないだろうか。

harukanakamuraの音楽を聞いていて、僕はそんなことを考えている。